とっとりバイオフロンティアWEBセミナーのご案内

日時:令和3年9月8日(水)15:00~16:30 WEB開催(Zoom)
講師:諸橋 憲一郎 氏
九州大学大学院医学研究院 分子生命科学系部門 性差生物学講座

詳細ポスターはこちら

9月は「性差医学」をテーマに2つのセミナーを開催!


オス、メス、男、女、♂、♀・・・
これまで『性』というと、雄雌を対立するように位置づけて特徴を際立たせることで理解してきました。

ところがオスとメスの形質はそれほど明確に分かれていない生物もたくさんいます。
メダカ、クマノミをはじめとする魚類、トンボなどの昆虫、カエルなどの両生類、そして哺乳類であるヒトもです。
ややメス寄りの性質を示すオス、逆にオス寄りの性質を示すメスなど、典型的な雌雄の間に位置する様々な性の表現型があります。

つまり、雌雄が対立分離しているわけではなく、オスからメスへスペクトラム状に変化している。

このオスからメスへと連続する性の表現型を性スペクトラムと呼び、性の再定義につながる様々な研究が日夜なされています。

今回の講師である諸橋先生は骨格筋のエネルギー代謝に注目し、研究をされています。

雌雄の骨格筋(タイプIIb速筋繊維)を比較したところ、オスの骨格筋は炭水化物の利用を、そしてメスの骨格筋は脂肪酸の利用を好むと言うエネルギー代謝における性差を見出しました。また、このような性差の一部は性ホルモンによって制御されていることも明らかになりました。

本セミナーでは、骨格筋の代謝に見られる性差を性スペクトラムの観点から捉え、議論します。

ご多用とは存じますが、ぜひご覧ください。


本セミナーはWEB開催(Zoom)で事前申込制となっています。
参加ご希望の方は開催前日の正午までにこちらの参加フォームよりお申し込みください。

※申込数によっては参加人数を制限する場合がございます。
 参加希望がかなわない場合はご容赦ください。


連絡先:バイオフロンティア推進室(担当: 森山)