とっとりバイオフロンティアWEBセミナーのご案内

日時:令和3年8月25日(水)15:00~16:30 WEB開催(Zoom)
講師:宮沢 孝幸 氏
京都大学ウイルス・再生医科学研究所 准教授

詳細ポスターはこちら

8月は「ウイルスと獣医学」をテーマに2日連続のセミナーを開催しています!
1日目は宮沢孝幸先生による、レトロウイルスのお話です。

ーーーーーー哺乳類はウイルスと共に進化してきた。

とかく、悪者にされがちのウイルス。
でも感染した宿主の進化や恒常性の維持にも関与してきたことを、ご存知でしょうか。
今回は「京大 おどろきのウイルス学講義」(PHP新書)でおなじみの宮沢先生によるウイルス学のお話です!


2021年6月現在も新型コロナウイルスの流行は終息していません。
マスク、手洗い、消毒、移動や行動の制限、そしてワクチン接種・・・様々な手段で我々はこのウイルスに対抗しようとしています。

ところで・・・すべてのウイルスは必ず病気を起こすものなのでしょうか?

答えはノー。
感染しても動物によっては無害だったり、むしろ役に立っていることもあるかも知れません。
そんなウイルスの良いところ悪いところ、双方を解き明かすことを目指すのが今回の講師である宮沢先生です。

太古の昔にレトロウイルスとよばれるウイルスに感染した痕跡が哺乳類のゲノムの中にはあります。
この内在性レトロウイルス(ERV)由来のゲノムはなんと約10%も哺乳類に存在しており、新たなレトロウイルス感染症の発生源になっている一方、ERV由来のタンパク質は哺乳類の胎盤形成に必須となっています。

本セミナーでは講師の研究内容から
ウイルスと宿主の相互関係と哺乳類がウイルスと共進化してきた過程について、お話いただきます。

ご多用とは存じますが、ぜひご覧ください。

本セミナーはWEB開催(Zoom)で事前申込制となっています。
参加ご希望の方は開催前日の正午までにこちらの参加フォームよりお申し込みください。

※申込数によっては参加人数を制限する場合がございます。
 参加希望がかなわない場合はご容赦ください。
※今回は録画対応しておりません。

連絡先:バイオフロンティア推進室(担当: 森山)