とっとりバイオフロンティアWEBセミナーのご案内

日程:令和5年9月27日(水)16:00~17:30 WEB開催(Zoom)
講師:瀧澤 文雄 氏(福井県立大学 海洋生物資源科学部 海洋生物資源学科 准教授)

詳細ポスターはこちら

9月26、27日は2日連続でセミナー開催します!みなさまお気軽にご参加ください~!


 抗体は病原体の侵入防止や排除に関わる重要なタンパク質です。魚類にも抗体が存在し、IgM、IgDおよびIgT(Tは真骨魚類Teleostの略)の3種類の抗体が存在します。IgM・IgDは哺乳類にも存在しますが、IgTは魚類特有の抗体であり、その機能は不明な点が多くあります。

 講師の研究グループではこのIgT抗体の機能を明らかにするため、ニジマスを用いて研究に取り組んできました。研究の結果、IgTは粘膜組織での免疫制御に特化した抗体であることが分かりました。

 魚類の免疫研究はどのような役に立つの…?と考える方もいらっしゃると思いますが、魚類から哺乳類への進化的な観点で大変面白い研究であると同時に、養殖産業への応用が期待されています。
 世界的な成長産業である水産養殖業では、感染症による養殖魚の魚病被害が問題になっています。今は抗生物質を用いる治療がメインですが、薬剤耐性菌の問題も。。そこで出てくるのが水産用ワクチンです。現在も水産用ワクチンはあるものの、その多くはヒトのワクチンと同様に注射するそう。養殖業者の手間や労力、魚にとってもストレスがかかるうえ、抗体価の上昇も不十分で予防効果も不明な点が多く、課題が山積みです。
 粘膜組織における抗体の仕組みが解明されれば、例えば養殖魚を薬液に漬けたり、薬液が入ったエサを与えたりなど投与が簡単で有効性の高い粘膜ワクチンの開発にもつながります。

 今回のセミナーではIgT抗体の粘膜組織における重要性と水産用ワクチンへの展開について紹介します。是非ご参加ください!


本セミナーはWEB開催(Zoom)で事前申込制となっています。
参加ご希望の方は2023年9月26日(火)の正午までにこちらの参加フォームよりお申し込みください。


連絡先:バイオフロンティア推進室(担当: 森山)